第3章 謎に近づくとき

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常識の範囲内で行動、周りに迷惑をかけるくらいなら自分が我慢したり、それ以上進まない。 今までをまとめるとこんな感じのような気がして、つまらないとさえ思った。 私は真面目。。。 なんとなくだけど、正反対な姉を見てきた影響もあるのかもしれない… 「だから、叶わない恋だろうと、結末がどうなろうと私はあやねの一歩踏み出してハッキリさせた思いを応援します!」 まどかの言葉が予想外だった。 「…でもどうすることもできない。会いたいときに会うことも出来ないし、家族としての関係なんだよ?」 「それ分かってるけど、好きなんでしょ?私は勝ち目ない人ほど応援したくなる性格なの!」 決めゼリフを言い終わり澄ました顔のまどか、、でもしばらくして口元が緩み吹き出した。 「やばっ!うち今のカッコよくなかった?笑」 「まどかってば!笑 でもありがとう…」 ほんとにまどかには高校のときから助けられてばかり。 「今日は飲み明かすぞー!!」 また改めて乾杯をする。 まどかに話して、すっきりしたし、重く考えるのはやめた。 ただ私は好きな人ができただけ。 それだけ…。 今はそう考えるだけでいい。
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