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「新しく来た人、森ノ宮さんだっけ? 見るからに仕事できそうでかっこいいよね」 「ほんとほんと。 一目惚れしちゃった」 同じテーブルで昼飯を食べている女性達の会話が耳を通り抜ける。 健康的な小麦色の肌をしていた先輩。現在は色白で、筋肉をやや落としたようにも見えた。会わない間に、ぐっと大人っぽくなって……っと、これ以上先輩のことを考えてはいけない。 私には真ちゃんがいる。真ちゃんは私を一途に愛してくれている。 だから、蘇りかけた恋心に蓋をする。
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