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「馬鹿っ!!なぜ…今そんなふうに謝るです。今さら謝るくらいなら、何故あの時、勝手に命を押し付けたりしたのです。私は…っ」
刀祢は一度言葉に詰まった。
そこでぐっと堪えなければ、収まりのつかない程に泣いてしまいそうだった。
「……私は、あなたの命を譲り受けたくなどなかった。あなたと共に生きる事が叶わないのならば……あのまま死んでしまいたかったのに…」
「すまない…」
抱きしめる腕の力が強くなる。
「私はこれから先、君と一緒にいてやる事は出来ない。こうして抱きしめてやる事も、もう出来ない。けれど、君の内に私はいる。……今までも、これからも、誰より近くで君を見ている」
---"だから、生きてくれ。"
言外に、彼は刀祢にそう言っていた。
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