孤独の幻影
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「僕もまた、約束によって御前と繋がっている…斎の宗主と同じようにね。けど、君は違うでしょ?」 「……そなたに話す必要はない」 短く告げて、赤い鬼は階段を下った。 残された宗一の髪に、淡い月光がさらさらと降る。 「君が囚われているのは、約束なんかじゃなくて―――…」 その呟きを聞く者はない。 青い瞳に、ゆらゆらと白い月が揺れていた。
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