プロローグ

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
目をあけると、いる。 当たり前のように、いつも。 いつからだっけ、どうしてだっけ。 分からないほどに私の記憶の一番若い頃、最初の最初の想い出にはもう、いる。 本当はその前にもそこにいたのだろうけど、その頃はまだ私は私が出来ていなかった。 そして私が出来た頃、きっと君も出来た。 だから最初の最初の君の記憶も私のそれと一緒、のはず。 確かめたことなんて無いけれど、きっと、そう。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!