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「そ、それは……」
「ないよね?」
そう聞くと、先輩たちは黙ってしまう。
「先輩たちさ、本当に竜崎先輩の事好きなの?」
「そういう前に、隼人くんはアンナの……」
「バカじゃないの?」
あたしは先輩たちを畳み掛けるように話す。
「好きなら、その人の近くにいたいと思うなら、どうしてその為に努力しようとしないわけ?」
あたしは先輩たちに向かって歩いていく。
「毎朝挨拶したり、休み時間に先輩に会いに行ったり、どうしてそういう事しないの?」
アンナの胸ぐらを軽くつかんで言う。
「あんたは拒否されるのを怖がってるだけでしょ?」
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