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周囲からは、竜崎先輩の彼女に相応しいとまで思わせた彼女が、どうしてこの3年生の春すぎという時期に……。
「麻木先輩、東北のほうの学校を希望してるらしいわよ。」
「東北?」
「去年からすごい悩んでたみたい。リュウ様と同じ大学に行くか、自分の一番の希望校へ行くか。」
「そうだったの……」
「でもやっぱり自分の道を行くって決めたらしくてね。もう気持ち伝えてスッキリしたいって。」
「へぇ……っていうか、あんたの情報ありすぎじゃない?」
「そりゃあね。……色々調べてるから!」
「ふぅん。」
「あれ、やっぱり他の子とは違うの?」
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