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屋上へ着くと、3人の女子生徒。
上履きの色からして、3年生の先輩たちだと分かる。
「戸田美月よね?」
一番気の強そうな先輩が言う。
「そうですけど。」
「あんたさ、隼人くんの何?」
「あたしは竜崎先輩の後輩ですけど……」
「その“竜崎先輩”っての、止めてくれない?腹が立つんだけど。」
キッと睨まれ、焦る“演技”をする。
こういうのは、弱い感じを最初に出すのが肝心。
その方が……後で逆転しやすいでしょ?
「隼人くんはね、ここにいるアンナのものなんだよ。」
アンナと呼ばれたのは真ん中でドヤ顔してるこのBランクの女だろう。
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