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「 うち、大須を代表するローストチキンうってるだろ?だから鶏肉つながりで大須で人気のある台湾唐揚げをずーっとライバル意識しててさ、俺もバカだから台湾唐揚げをムキになってずーっと食ってなかったんだ!家のご飯でもでないし。それがこの間たまたま最近大須商店街で働いてる可愛いなぁって思ってた女の子が台湾唐揚げを食べ歩きしてて、一緒に歩いてる子との会話が聞こえたんだよ。」
「ハバー。恋してるんか?」
サトシはニヤニヤしながらつっこんだ。
「可愛いっと思ってるだけだ!」
と、いいながらハバはサトシのつっこみを流す様に話を続けた。
「でさ、その子達がな唐揚げって本当美味しいよね~。唐揚げ好きな人って好きだわ~。とか言ってるんだよ!その子の名前も年齢とかなんにも分からないけど唐揚げ好きってのダケはわかったんだ!だからとりあえず唐揚げを食ってみようと思って食ったら、衝撃が走ったんだよ!!思わず100mダッシュしないけど、しそうなぐらいの衝撃だった訳よ!今では大須で誰よりも多く唐揚げ食ってるぜ!オレ!これであの子のタイプにちょっと近づいただろ?!」
ハバは堂々とした顔をして言い切った。
サトシと慎吾は3秒ほど沈黙し慎吾ががサトシと慎吾は3秒ほど沈黙し慎吾が話し始めた。
「ハバさっき、可愛いって思ってるだけって、いってなかったけ? 完全に恋してるじゃん。タイプにちょっと近づくって、付き合いたいって思ってるじゃん!」
サトシも慎吾に続き話し始めた。
「ハバは唐揚げ病じゃあなく、恋の病だろそれ!
唐揚げを言い訳に恋してるんだろ?!」
っと言った。
ハバは自分で自分なりに考えた、可愛いって思ってる子に近づく為の方法を考えて行動してるのにそれが恋とは気づいて無かったのだ。
「ハバー。もしその子と仲良くなって、告白して振られたら2度と唐揚げ食えなくなるな!」
と、サトシは笑いながら言った。
ハバはこれから唐揚げが嫌いになるか、今みたいに唐揚げが大好きなままでいられるのかあの子次第なのかオレ...。っと頭の中で一人で考えた。
「唐揚げお待たせ!!」
女将が持って来た出来たての唐揚げを3人は見つめた。
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