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ざざ~~~~ん・・・
ざざ~~~~ん・・・
ざざ~~~~ん・・・
ざざ~~~~ん・・・
大海原から運ばれた大時化の波が、海岸へ止めどなく打ち寄せた。
誰も居ないこの海岸には、1羽の鳥だけが佇んでいた。
1羽の鳥・・・
それは、
カモメでもなく、
カモでもなく、
ウでもなく、
ミズナギドリでもなく、
シギやチドリでもなく、
ざざ~~~~~~~ん!!
ざっぱーーーーーーん!!
「うっぷっ!!自慢の長い尾羽がビショ濡れだァァァァ!!」
山の中で生きている筈のヤマドリだった。
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