2#山に生きる鳥

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 「ねえ?この森、何処まで大きいのかなあ?」  「知らねーよ!!何でそんなこと聞くんだ?パンテラよぉ?」  「だって・・・」  ヤマドリのパンテラは盟友のヤマドリのトリノに聞けなかった。  ・・・この森を抜け出したいと言ったら・・・  ・・・もう嫌なんだ・・・  ・・・毎日木の実をほじくる為に生きて、たまにやって来る人間の銃に脅かされる日々なんて・・・  ダーーーーーン!!  ダーーーーーン!!  その時だった。  隙をついて、人間のハンターがヤマドリき狙いをつけて銃をぶっ放ってきた。  間一髪!!  盟友のヤマドリのトリノも、そしてヤマドリのパンテラもとっさに逃げて、銃弾に命中することは無かった。  ばさばさばさばさばさばさ!!  「あぶねえ!!あぶねえ!!もういやぁ!!」  ヤマドリのパンテラは、身体より長い尾羽のわりに小さい翼を必死に羽ばたかせて、危険なこの森を飛び逃げた。  ばさばさばさばさばさばさばさばさばさばさ!!  「何処に行っても森、森、森、森!!ずーーーっと森!!もう森に居るの嫌ァァァァァァ!!」  ・・・あっ・・・?!    ヤマドリのパンテラの脳裏に、親ヤマドリとの会話の記憶を思い出した。    
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