最終話

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 魔王の席も、シュンリンがきちんと掃除しておいてますので、来れるもんだったら来てください。もちろん期待はしてないです。  人間も相変わらずですよ。勇者を立てて、魔物にちょっかいかけてます。もう何人が犠牲になったことか。会ったこともない魔王を倒すなんて、無謀ですよね。  誰が魔王になったかですか?  先程も言ったように、魔王の席は貴方の戻る席です。  そういえばリベリオが嘆いてました。  人間の土地に多く生息してる猫。そういえば、リベリオは貴方の猫の姿。といっても耳と尻尾だけですが。その姿好きでしたよね。今はその本物の猫に苛められてるみたいですよ。  貴方のために残したままの椅子に、居座ってしまってるだとか。  何で猫がって?  いつだったかに城の中に潜り込んできたらしいですよ。それをシュンリンが見つけて飼っているようです。  猫が好きなリベリオでも、あの椅子に座られるのは嫌みたいです。  魔物に魔王がまだ健在だって信じ混ませてます。リベリオが魔王の姿を作ってます。そのくらいリベリオは貴方が魔王というのを続けてほしいみたいです。     
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