最終話

4/5
前へ
/641ページ
次へ
 誰よりも先に貴方に会いに行ってます。元々好意がなかったから会いに行っていないかもしれないですが、たぶんその辺に隠れているでしょうから、探してあげてください。  ただ、しばらくはそちらに行く者はいなさそうです。  なのでどうか、ユンヒュをいじめて遊んで、時間潰しでもしていてください。  どうか、また会えますように。勝手に生まれ変わりとかしないでくださいね。  いや、もう遅いでしょうか?  もし生まれ変わっていたら、貴方から早めに声をかけてくださいね。さすがに生まれ変わりは見付けられそうにもないので。  そうだ、これは言っておかなくては気がすみません。なので貴方の気持ちを一切考えずに言わせてもらいますが、最後のシェイルの一撃、わざと抵抗せず、避けることもせず、真正面から受けてでも、自らの手でシェイルを攻撃したことを。避けようと思えば、避けれたはず。皆気づいてます。シェイルを、孤独にしたくなかったのですよね。  優しいんだか優しくないんだか。  ちゃんとそちらで、会えていますか?  ユンヒュだけではなく、シェイルもいるのを忘れてました。  貴方を失ったのが、何よりも大きすぎて。  しかし、これを言わないと僕の精神が崩れてしまいそうだったので、吐きだしてみました。     
/641ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109人が本棚に入れています
本棚に追加