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すると、どこかから……
『ありがとう御座います。お礼に、あなたを素敵なところにお連れします。私の上に乗ってください』
ふと横を見ると、海亀の親がいた。
(まるで、浦島太郎じゃん)
ボクは半信半疑で、海亀に乗ってみた。
海亀は、真っ暗な海に向って進んでいった。
「あっ、ちょっと待って! ボク……泳げないんだけど……」
『大丈夫です。私の甲羅に顔を押し着けていてください』
ボクは、言われたとおりにしてみた。
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