1人が本棚に入れています
本棚に追加
すると、普通に呼吸をすることができた。
海亀は、海中に入ると、どんどん底へ底へと進んで行っているようだった。
ボクの頭の中で、その光景が浮かんでいた。
色々な魚や生物が、思い思いに生きている……
まったく見たこともなかった深海の様子は、まさに絶景といってよかった。
やがてボクが眠くなった時、海亀が止まった。
『はい、着きました』
ボクが顔を上げると、見たこともない美しい宮殿のような広間にいた。
「ほーう……ここが、龍宮城なんですか……」
最初のコメントを投稿しよう!