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小説では、主人公が、後遺症で彼が「草」呼ばわりしたサラダが、嫌いなったと書いた。
しかし、実際は違う。
私は、サラダが大好きだ 。
悔しいから大量のサラダを食べた思い出がある。
小説では、話を端折っていたが、結構痛い事がある。
それは、彼の嘘を見抜けない事。
一緒にいる時、彼がよく言っていた。
「お前は狙われやすいんだ。だから俺が守ってやる。ちゃんと言うことを守れ!」
霊能力者の付き人の経歴で、自分にも霊感があると言った。
その頃の私は、原因不明の耳鳴りと肩こりに悩まされていた。
病院に行っても原因不明で、医師は、取って付けたような病名を告げ、薬を大量に処方した。
しかし、その薬を飲むと具合が悪くなかった。
結局、彼の言葉を信じるしかなかった。
私を守ると言って、1キロ位の塩の入った袋を渡され常備、車に入れていた。
いきなり、
「矢を持った女が俺を狙ってる。お前の先祖みたいだ」
と言ったり、
「車の外を見るな!向こうが狙ってる」
とか言い出す。
私は、恐いから彼から離れないようにしていた。
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