死んでもいいほどの願い

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死んでもいいほどの願い

船舶免許をとり、俺は彼女を連れてクルージングに出たが遭難した。 周りは海しか見えない。 空にはヘリコプターどころか鳥すらいない。 けれど、食料も水も三日分くらいはある。 いつ救助隊がくるか分からないが、俺は来なければいいと思っている。 泣いている彼女には悪いが、俺はこの時を狙っていた。 俺がずっと、君を食べたいと思っていたことを君は知らなかっただろう? この願いが叶うなら、俺は死んでもいいんだ。 image=507298154.jpg
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