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緑
「優奈様は本当に食べ物にはめがないのですね」
僕は初めて緑が笑ったのを見た
優奈
「そ、そんなことはない!(゜Д゜;)」
小さな神様は図星をつかれて、慌てている
みらい
「優奈ちゃんって人間みたいな神様だね」
隣に座っている、みらいが小声で僕に話し掛けた。
蒼真
「言われてみれば、そうだね。神様というよりは、人間に近いような気がする」
緑と黒狐と違って優奈は、笑ったり、泣いたり、怒ったりと感情表現がとても豊かだ。
そう考えているうちに、霧花がふすまを開け、部屋に入ってきた。
霧花
「お待たせしました。ごちそうでございます」
霧花がそう言い、おぼんにのせた、沢山の皿の上にのった料理や鍋を机に置き始めた。
机の上には、鮮やかな赤、オレンジ、白色を象徴しあう寿司
ころもがしっかりつき、それに負けないくらい大きな天ぷら
エビや椎茸、そして様々な野菜が入っている鍋が机に置かれた
それを見た、小さな神様は口を開けたまま片手に箸を構えていた
これは…すごい宴会になりそうだ…
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