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「私、帰る。どうぞ、お好きにビキニの お姉さんと戯れてください。はい、さようなら」
本当、やってられない。
もう颯斗を置いて先に帰ってやる!
「え!ちょっと待って……」
少しは、懲りたかな?
帰るふりすれば、颯斗だって心配して追い掛けてきてくれるはず
「ねえ、ちょっと……」
ほら♪ 追い掛けてきてくれた
「やっぱり、私を心配して……」
颯斗だと思って振り返った時だった
「あんた、誰?」
あからさまに俺は、イケテルと勘違いしてそうな男がニヤニヤしながら私のすぐ後ろに立っていた
「あ、俺?」
そうだよ。あんた だよ。あんた以外に誰がいる
声かけてきたくせに、「あ、俺?」って何?
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