ハイポを飲めば美少女になれるらしい。

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「いかがなさいましたかオウキ様」 こっそり城の中に作っておいた俺専用転移部屋に着くと、ラムが待っていた。 行くなんて一言も言ってないんだがな…。 「不思議そうなのでお答えします。オウキ様の魔力がコチラに来ていたので急いで来ました」 「…普通なら感知出来ないんですけど」 そこまで高性能に作った記憶はないんだが…日々進化しているという事にしておこう。 「メイドですので」 「この世のメイドのハードルを上げないでください」 賢者(他称)の魔力を感知してコッチに移動してくるまでに待機出来るメイドとか怖すぎるわ。 というか俺の魔力を感知するとか普通ならこの世に存在しないからな?? 「要件はパンドラの事でしょうか」 「………。えぇ、そうです」 しかも要件まで予測してくるハイスペックメイド。 「……。三十分後にアルフレッド様の予定を空けました」 「ありがとうございます」 流石にアルも忙しいか。 主人公の物語が進んだ結果、国王に負担がかかるのは当たり前だ。 そのサポートとしてもラムレムを城に置いているワケで。 「アルは…どうですか?」 「最近多発しているパンドラと巨大化した魔物の件で各所から対応を求められています。アルフレッド様もオウキ様が関与している事は察していますので有耶無耶な返事になっており、少々疲弊しております」 やっべー。俺のせいでアルに膨大な負担がかかってる。 「ですので、一度その御自慢の胸でアルフレッド様を癒す事を提案します」 「しません。レムにでも頼んでください」 アホかこのメイド。 いやでも作った奴がアホだしな…。 「それと、アルフレッド様に貴族達から我が子女を、と婚約の話が多数来ております」 へぇ…アルに婚約、ねぇ? 十中八九、次の国王の座を狙っているのだろう。 ま、次の国王はアルの子だがな。それまで俺はいくらでも暗躍するし全力で母親を勤めさせてもらおう。 「アルは何と?」 「全てコチラで断っているのでアルフレッド様は知りません。今その話を出した所で問題が積み重なっていくだけですので」 そうだなぁ…今の王国はガタガタで問題山積みみたいな所があるからアルに負担掛けるだけだもんなぁ。 「それに話を出した所でオウキ様がいる以上、乗り気にはならないかと」 「まだまだ親に甘えたい時期でしょうしね」 「そういう訳では…」 知ってるよ。 でもアルは俺を親として選んだ。 それ以外のモノになるつもりはない。 いずれは親離れしてもらわないと国が続かなくなる。 「…いえ、そういった意味ではシーク様も同じだったのでしょうね。親離れが出来なかったが故に…」 「かもしれませんね。」 普通に生きて幸せになって欲しかった、というのは俺のワガママだろう。 といっても普通に生きていたら恐らくあのショタコンと一線越えてるだろうし難しい所だなぁ……。 お父さんとしては結構複雑だよ。
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