3 俺様…ライバル現る

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  「今、頭 とんでたね……」   「あ・・はい。すみません…」 ほんと 恥ずかしい   「それより、私がここにいること 何で分かったんですか?」 そうだ、これが聞きたかったんだ     「ん?後を、つけてきたからね」 へ?後を? 斗真のマンションから ずっと?   「あの、一つ質問 よろしいでしょうか」   「ん?何?」   「後を ついてきたのなら何で もっと早く声をかけてくれないんですか?」 「あー、それね。ただの気紛れ」 気紛れ…… 気紛れで、ついてきて一時間も私が出てくるのを待ってたのか…… 何か変わってるな… 「ハハハ… すごいですね。気紛れで一時間も待つなんて…誰も真似しませんよ…」 「まあ、待つのは嫌いじゃないから」 そういう意味じゃないんだけどな…… 本当、変わった人だ 何考えてるか分からないっていうか… 全体的にミステリアスの、塊みたいな感じだし こういっちゃなんだけど斗真が嫌がるのも少し分かる気がする
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