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「アハハ。ごめんね~ せっかく盛り上ってたのに邪魔しちゃってさ」
あれから宏輝さんは部屋に上がり、コンビニで買ってきたカップ麺ならぬ、年越しソバを食べている
「だから、何で隣に越してきたんだよ。そこ、説明しろ」
「だってさ斗真が嫌っていうから仕方なく」
「仕方なくで千夏のマンションに越してくるかよ。他にあっただろ?」
「ない」
「ないって……あのなぁ~~ ないわなけないだろ。どんだけ日本にマンションが少ねーんだよ」
普段は俺様な態度の斗真も、宏輝さんの前では立場が逆転したみたい
宏輝さんと付き合う女性は相当、苦労しそうだな…
・・・・・・・・
翌週の土曜日、斗真が泊まりに来た昼間…
ネットで買ったという、首輪と手枷を持ってきて私に渡されたところ
「千夏…… 今日は、これで遊ぼうか」
遊ぼうって、どう考えても アッチの事に使うんだよね?これって
「これで、調教してあげるから」
私をSMの世界に引き込まないで
そういう趣味はないんだってば
拒絶する私に、斗真が強制的に手首を掴み上げ手枷をはめさせる
「ちょっと、斗真!」
そして首輪を付けて…… あろうごとか、アイマスクまで させられる始末
「最高に感じると思うけど?ほら、こことか……」
そう囁いたあと、首筋を指でなぞる
ゾクゾクして、体がビクンッと震えた
「フッ まだ首だけなのに、感じてんだ。やらしいな千夏は…… さぁて、次はどこを刺激しようか……」
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