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「恥ずかしい……」
思わず顔を隠す僕の手を
九条さんは無情にも胸の前で抑え込み
「手はそのまま――顔をちゃんと見せて」
「だって……」
頑なに首を横に振った。
それから
「アッ……いやぁっ……」
再び頭を沈めると
今度は見せつけるように
ストロークを長くして励み続けた。
「ヤダッ……お願い……もう許してっ……」
僕が言えば言うほど
もっと足を開かせ九条さんは速度を速める。
「アアッ……アアッ……そんなにしたらっ……」
甘い罰だ。
そしてそれが僕を喜ばせると
今ではもう彼も知ってる――。
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