episode221 激情

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徐々に腰が浮き爪先に力が入ると 痙攣したみたいに僕の下半身は震えた。 「すごい丸見え」 「ピクピクしてるよ」 大概の連中は遠慮がち遠巻きに見ていたが 不遜なヤツはすぐ傍まで来て 「いいな……俺の相手もしてくれよ」 僕の顔を身体を 舐めるように眺めまわす。 「あ、イヤッ……あっちへ行って!」 どさくさにまぎれて 僕の頭を撫でようとする者さえいた。 それでも九条さんはなりふり構わず とにかく僕だけを見つめてギリギリまで導いた。 「ウッ……ウッ……アアッ……!」 恥辱と快感。 何より高貴なこの人が 捨て身で僕を愛してくれること――。 「九条さんっ……僕もう……いっちゃうかも……っ!」 嗚咽交じりの嬌声が僕の口から洩れ始める。
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