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徐々に腰が浮き爪先に力が入ると
痙攣したみたいに僕の下半身は震えた。
「すごい丸見え」
「ピクピクしてるよ」
大概の連中は遠慮がち遠巻きに見ていたが
不遜なヤツはすぐ傍まで来て
「いいな……俺の相手もしてくれよ」
僕の顔を身体を
舐めるように眺めまわす。
「あ、イヤッ……あっちへ行って!」
どさくさにまぎれて
僕の頭を撫でようとする者さえいた。
それでも九条さんはなりふり構わず
とにかく僕だけを見つめてギリギリまで導いた。
「ウッ……ウッ……アアッ……!」
恥辱と快感。
何より高貴なこの人が
捨て身で僕を愛してくれること――。
「九条さんっ……僕もう……いっちゃうかも……っ!」
嗚咽交じりの嬌声が僕の口から洩れ始める。
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