138人が本棚に入れています
本棚に追加
「大丈夫――もうすぐだ」
上半身を低くし
腰をもっと突き上げる形で
九条さんは僕をゆっくりと貫く。
「ンアアッ……!」
「ほらね」
淫らな貫通式を見守る
幾つもの好奇の目。
まわりから聞こえるのは
興奮した輩の口笛に下卑た拍手。
こんなの本来
彼には耐えられないはずなのに――。
「アッ……アアッ……九条さんっ……」
後ろから羽を束ねるように
僕の両腕をとり九条さんは激しく腰を打ち付け続ける。
「こんなの間違ってるっ……こんなの……!」
僕はうわ言のように口走るけど
「奥までえぐるよ――」
最初のコメントを投稿しよう!