episode221 激情

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「アッ……もう……死んじゃうっ……!」 いつもなら なんだって僕にペースを合わせてくれるのに。 「九条さんっ……お願い……」 あの時だって誰かさんと違い 度を越して無理をさせることなんてない。 「お願い……出して……もう……出して下さいっ……お願いしますっ……」 だからこんなこと 僕に言わせることなんて今まで一度もなかったんだ。 「ンンッ……!嘘っ……」 しかし懇願しながら 僕は次なる快感に襲われ目を剥いた。 「これだろ?欲しいのは――」 ガクガクする腰を抑え込みながら 九条さんはうっすら唇に笑みを浮かべる。 「快楽にまだ先があるって、君が言ったんだ」 黒い笑みだった。
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