第2章 パパと「パパ」

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「パパ」は女子達の間で話が出ることがあるよう。 それまで彼の名前を知らなくて気がつかなかったわ。 それほど仲良くない女子が言うのよ。 「英文科の誰かと一緒に歩いて駅まで行ったわよ。」って。 ふぅ。馬鹿みたいだわ。 次の日には1人1人に「内緒ヨ。」と言いながら、自分から周りの子達に噂させるような口の軽い女子を「パパ」が相手にするはずないじゃないの。 ・・・・・・・ 私が構内の彼の部屋に入って、その話をすると 「へぇ。面白い話だね。  ・・・妬いてる?」 と唇を重ねてきた。 「ま、待って。次の授業に遅れて・・・。」 「まだ、20分ある。」 彼は私を机の上に倒し、スカートをたくし上げてショーツをおろした。 「あっ、ダメなの・・・に。」 彼は自分のシャツを脱ぎながら 「そのままで。」 私は膝を立てたまま目を閉じた。 足首とふくらはぎをさすられた時、体がビクりとなる。 「何もしてないのに濡れてきた。」 「し、してるじゃない・・・。」 彼がふくらはぎに口づけしていき、私の繁みをかきわけると、恥ずかしい格好をしてる自分の中の温かいモノを感じた。 指で愛撫されていくと蜜がどんどん溢れてくるようで、我慢が出来なくなる。 「ね、ねぇ。お願い・・・。」 「何が、お願い。やめるかい、それとも・・・。」 「続けて!」 彼は私の膝を更に広げ、自分のモノを挿入した。 ビリヤード台の上で玉をつくように、私の体を引き寄せて体を密着させると、いつもよりも激しく感じ、声が出てしまう。ダメなの。窓やドアの外には人がいるんだから。 「あっ、うぅん。」 大きく動いたり小刻みに動かれると、私はどこにいるのかわからなくなる程だった。 頭の中が真っ白になり声が出なくなった。胸で呼吸するよう。 「は、はぁ。」 「ん?大丈夫かい。」 「こ・・・んなの・・・初めてよ。」 彼は私のブラウスに手をかけようとしたが、時計をチラッと見て 「残念ながら、タイムアウト。」 私の髪をなで耳にキスをして体を起こしてくれた。 ミネラルウォーターを2人でのみ、私は水で少し髪の毛を整えたり顔につけた。 ムスクの香りが残ってないか気になったが・・・移り香はなかった。 ホッとしたような残念な複雑な気持ちで次の授業に向かった。 image=507036904.jpg
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