第十章:貴方の隣で咲く花になりたい
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後ろにいた杉浦が部屋に入るなり、和田は杉浦の肩をそのまま扉に押し付け、噛みつくようにキスをした。 「ん……ふっ……」 「すみません……最初に謝っておきます。制御とか手加減とかそういうのできないんで」 杉浦の手が和田の頭を掴んで、さらに口づけが深くなる。声は出さずとも肯定してくれたのだと思った途端、和田は自分の理性が弾けたのを感じた。 ――もう我慢しない。
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