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第二章:いい子の反乱と初めての挫折
それに比べて今の自分は一人だ。たった一人。誰からも愛されず、児童からも杉浦未満と思われている。
きっと今回のことで、杉浦からも呆れられた。そりゃそうだろう。
頑張れば報われると思っていた。でも実際は、学校にも居場所はなかったと気づいた。
ずっといい子でいることに疲れた。言いたいことはすべて飲み込んで笑顔に変えてきた。何もかもが嫌になる。
そもそも自分は存在していてもいいのだろうか。もう疲れてしまった。
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