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プロローグ
群馬県某所駅前にて~
「なあ竜人、明日休みだし久しぶりにゲーセン行かねえ? お前んちのじーちゃん今旅行に行って居ないんだろ?」
「ああ、ばーちゃんと一緒に北海道に旅行に行ってて居ないから別にいいけど、いきなりどうしたんだよ隆司?」
「明日新作の格ゲーが入るんだよ。お前武器使った格ゲー好きだろ」
「それじゃ、朝の鍛練があるから駅前10時集合でいいかな?」
「オッケー、じゃあまた明日なー」
そう言う隆司が自転車に乗って帰って行くのを見送り、俺は改札口に向かって行った。
俺の名前は、柳竜人(やなぎりゅうと)。家は実戦派を謳っている無差別実戦柳流の道場があり、祖父が師範を務めていることを除けばごく普通の家庭で暮らしている高校2年生である。
家族は両親、祖父母、姉と俺の6人家族で、父は公務員、母は専業主婦、姉が一つ上の高校3年生だ。
道場は特に門下生が居るわけではなく(というか鍛練の内容が危なすぎて世間にばれるといろいろとやばいので)、家族内での伝承を行っている。
内容は、刀・槍・弓・暗器・格闘とどんな状況でも闘えるよう手段は選ばない。
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