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いっそ、貴方に死んで欲しいとも思う。 確かに貴方を失う苦しみは胸が張り裂けそう。                                                                                                                                けれど、貴方が他の誰かに取られるよりもよっぽどマシだ。 その細い首を絞めて、自分だけのものにできたら。 全てを捨てる覚悟ができたのなら。 私は目を閉じた貴方に向かって言うでしょう。 「御免ね、けれどこうするしかなかった。」
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