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毎日毎日宿題を忘れてきては、廊下に正座していたあなた。
そんなことが続きすぎて、居残りを命じられたんだっけ。
一人、じゃなかったよね。なぜか私は、そこに残ってた。
でも、残ってて良かったと思う。
きっと、その時私はあなたに恋をしたから。まだ甘酸っぱい、等身大の恋を。
あのとき、あなたは歌を歌った。口ずさむように、けれど大事そうに。
そのときに歌った歌、今でも覚えています。
だって、あなたが好きな歌を、私も好きになりたかった。そうすれば、近づけると思った。
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