未定

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◇◆◇ 帰宅時、人ごみの多い交差点を通る。 一日に何千人と行き交うこの交差点。 器用に人が人を通り抜けるその様は まるで訓練された兵隊のようで、 その中に自分も入っていると思うと なんだか可笑しくなってくる。 まさかこんなに多い人ごみを 誰にぶつかることなく堂々と歩けるなんて 小学生の自分は想像もしてなかったろうに。 山の中をかけ回り、木の棒を振り回す。 川や田んぼではしゃぎ、昆虫や魚を素手で掴む。 そんな過去の自分を思い返すと 今の自分とはかけ離れすぎてて余計に笑えてきた。 ◇◆◇
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