夜中のドライブ

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「行けっ!」 「え?」 「いーから、行けっ!っつーの!!」 オッサンは、混乱しつつも車のスピードを上げて、いつもの街へ降りて行った。 オッサンは、何があったのか分からなくて私達に聞いた。 「何があったの?」 「消えてたんだよ…。」 「はぃ?」 そう…私達が見たものとは、注意されて5分も経っていないのに、おじさんが居なかったのだ。 スー…っと消えたように。 周りには木しかなく、車も置いてない。 民家も15分は歩かないとあり得ないのだ。 暗いし目が悪かったんじゃないの? …と、皆は思うかもしれない。 けど、ほんの数秒しか目をそらしてなかったんです。 しかも、冷静に考えると道は一本しかないのに前から急に現れたんです。 何が目的で、おじさんは私達に声を掛けたのか分からない。 私達が見てないだったのかもしれない。 けど、もしかしたら犬が吠えたのと関係あるのかも? 心霊スポットじゃなくても、面白半分で肝試しをしたらバチが当たるんだな思いました。 だって…。 次の日、全員熱でうなされてたから。                ―END―
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