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その後、風呂に連れていかれ全身を検査するように時間を掛けて洗われる。
「男は女と違って準備がいるんだ」と講釈をたれられながら秘所を弄られ、ベッドへ移動する頃にはもうぐったりしてしまった。
だが、大変なのはここからだった。
わざとやっているのだろう、執拗にねちょりねちょりと陽向の全身を舐めまわす。
腹の出た禿げ頭の中年男の舌が這いずり回っているという気色悪さが、陽向の顔を引き攣らせる。それを見て男は明らかに楽しんでいた。
怯えた顔を見るのが好きだと言っていた客に、そんな顔を見せるものかと心の中で「変態め、変態め!」と悪態をついて自分を保とうと試みたが、余裕など無い。
「さあ、君の可愛いここも舐めてあげようねえ。君の大事なところを初めて舐めるのが可愛い女の子でなくて残念だったねえ。くっくっく、よく見ておきなさい。こんなおじさんにフェラされて嫌だと思っても、きっと射精してしまうよ」
だが、陽向のそこはなかなか反応しなかった。それよりも気持ち悪さが勝って徐々に吐き気がしてくる。
「中から刺激を与えて勃たせることも出来るんだけど、君はこっちが先だ」
少し苛立った様子の客は、ヘッドボードに背中をもたれかけて座ると、がばと両膝を開いた。
「さあ、ここへ来て私のものを舐めなさい」
反射的にイヤイヤというように首を振り後じさる陽向の反応に気をよくしたのか、男は笑みを浮かべる。
「来なさい。これが君の仕事だろう?これからは嫌というほど男たちのこれを咥えなくてはならないんだよ?さあ、来るんだ」
観念した陽向が近づいていくと、がっと髪を掴まれ男のものまで引き寄せられる。
「ご奉仕させていただきますと言わせたいところだが、君は口がきけないからねえ。代わりに存分に私のものを咥えている顔を見てあげよう。なんならそのきれいな顔にかけてあげようか」
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