60話 夢で見た異世界(宇宙人ラクさん視点予告編)

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おかしいんだ。 僕は死んだ筈なのに。 生きてる。 希望を持てる。 なんだこれは? この手は誰の手? この目は誰の目? この世界は何処? ここはいったい。何? 鏡を見つめる独りの男性。 でもその顔は暗く見えない。 でも見える。自分の顔。 透けて見える。自分の顔。 そこには見知らぬ世界と身体の在る世界。 そこに、僕は存在していた。 心に湧き上がる安心感。 目の前に広がる光景としびれ。 この身体が悲鳴をあげている。 私を救ったことを喜んでいる。その叫びが身体中を駆け巡っていた。 その顔は、その唇が声を放つ。 「どうだい?人を救う感覚は?」 誰かの声が聞こえる。 ここは、何処だ。周囲は音がしない。 止まった時空。時間。意識。そのものを吸い込む。 吸い込んでいるのは、この身体? 僕も吸い込まれているのか? 身体の中で聞こえる声。 こだわり。怒り。憎しみ。妬み。僻み。アラユル嫌な気持ちが消えていく。 「救われたいかい?じゃあ俺も一緒に救ってくれ。実は幽霊とか見えないんだ」 とりあえず。 この身体の持ち主が何を言っているのか良く分からない事が。わかった。 安心するけど。 で。ここは一体何処なんだ。 (つづきます) 次回予告 ラク「あなたは幸せなんでしょうね。一度の人生で終わりだと信じているのだから」 森「はあ?死んだら終わりだろ?」 ラク「じゃあ僕はなんなんですか?」 森「それは・・・霊だろ?」 ラク「霊は終わってるの?」 森「いや知らんけど」 (今までお読みの皆様へ) (現実のワードが多過ぎるため、掲載不可になってしまいましたが、ある作家さんと一緒に別の作風に換えてホラー作品に変更しております。内容、主人公も森からラクさんの視点に代わり、意図的に違う表現に換えることで連載可能そうです。ただ、異世界の意識をどう見せれば良いのかはまったくわかりませんので、実体験で体験した世界とは異なる表現方法を模索している時、霊が見える人に出会いいろいろとアドバイスと影響を受けました。私の体験と霊能者さんの能力に似ている点が多かった事も有り、実際にどう対峙すればよいのかに絞った話にシフトして行きたいと思っております。後付となり大変恐縮ですが、お読みくださる皆様。本当にありがとうございます)
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