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「りょーくんあぶなーい」
桃花が明るく叫びながら、僕の横でひょいっと高くジャンプする。
制服のミニスカートの奥が見えかけて、僕は思わず凝視してしまった。
のが、悪かった。
「ふぐっ!」
横っ面にヒットする衝撃。
怒った猫が怒りの肉球で、僕をおもいきり張り倒した。
僕はぶっ飛び机を巻き添えに派手に床にダウンする。
「ほらあ、あぶなーいっておしえたのにぃ」
桃花は僕の前にひらりと華麗に着地すると、僕の様子を見るかのようにそこに座り込んだ。
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