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言葉の最後に”多分”と付け足している事自体が”不安です”と言っているのと変わらないのに気付かない。
夜光の顔を見れば、こちらも”不安在りまくりです”と言うような顔をしていた。
時雨はともかく、神に仕えている巴と夜光ですら信じないのはどうなのだろうか。
しかし、夜光達は知っている。
彼らの仕える神が、悪戯好きだという事を。
そして、今回もその可能性が高いという事を。
まぁ、悪戯好きと言っても、主に一人の神が、だが。
だが、この気まずい空気の中でそれを言えるほど、巴と夜光は馬鹿ではない。
真実を聞いた時雨が、怒らない保証はないのだ。
なぜこれ程までに彼らが時雨がキレるのを恐れているか。
それは、時雨がキレた時の恐ろしさを、身をもって知っているからである。
普段は怒る事のない時雨が怒った時は、トラウマ物だ。
『あ、あの、時雨様?』
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