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「ふぁああぅ・・・・・・ねっむ・・・」
大きな欠伸をして伸びをする少年。
彼は、音無 時雨。
星華学園、高等二年生。
「時雨、寝てないのか?」
そんな時雨の隣に優しそうな顔立ちの男子生徒が座る。
彼は神凪 綾斗。
時雨の幼馴染である。
「あぁ、綾斗か。うん、ちょっとね・・・」
そんな綾斗の問いかけに、時雨は少し言葉を濁らせる。
その様子を見た綾斗は、何かを察したように頷く。
「そうか。お疲れ様」
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