第一章 学生・・・?

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 「うん。寝る。次何だっけ?」  机に()()したまま時雨は(うなず)く。  それと共に、次の教科を聞く。  「ん?あぁ、確か、化学だったはずだ・・・が・・・・・・」  綾斗は確かめようとして後ろを振り返る。  しかし、振り返った瞬間、何か不吉(ふきつ)なものでも見たかのように固まる。  「?綾斗、どうした?」  そんな綾斗を(いぶか)しんで、時雨は顔を上げる。  しかし、時雨もすぐにその理由を知ることとなる。  時雨は、綾斗が向いている方に目を向けて、綾斗同様(どうよう)に固まる。  二人が視線を向けるその先には。  「時雨!綾斗君!」
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