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「うん。寝る。次何だっけ?」
机に突っ伏したまま時雨は頷く。
それと共に、次の教科を聞く。
「ん?あぁ、確か、化学だったはずだ・・・が・・・・・・」
綾斗は確かめようとして後ろを振り返る。
しかし、振り返った瞬間、何か不吉なものでも見たかのように固まる。
「?綾斗、どうした?」
そんな綾斗を訝しんで、時雨は顔を上げる。
しかし、時雨もすぐにその理由を知ることとなる。
時雨は、綾斗が向いている方に目を向けて、綾斗同様に固まる。
二人が視線を向けるその先には。
「時雨!綾斗君!」
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