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しかししかし、そんな時雨の悩み?は、あっさりと巴の言葉によって砕かれた。
それはもう粉々に。
そんな巴の様子を見て、時雨は先程まで悩んでいたのが馬鹿らしくなってしまった。
いろいろと不便な時雨であった。
「・・・はぁ・・・・・・で、その移動手段とやらは?何処にあるんだ?」
もはや諦めの域に達した時雨は、一つため息をついてから巴に、未だ見当たらない移動手段について聞く。
しかし、その問いに答えたのは巴・・・ではなく。
『これだ』
何時の間にか時雨の後ろに立っていた夜光だった。
そして、夜光が指すその先には。
「・・・は?」
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