ダチですけど何か

9/9
1346人が本棚に入れています
本棚に追加
/125ページ
………みたいなー。 あーあ、泣けるよ。 これがダラダラと続いている。 俺も田岡もお互いにハマった。 完全に。 田岡は普段、サカらない。 俺が風呂上りに半裸でウロチョロしていても、服を着ろと目を逸らして言ってくる。 そんな田岡が俺を抱くのは、耐え抜いた理性が天井を突き破った時だ。 ところがこの臨界点の目安なかなかのクセモノで、田岡は割と突発的にキレるタイプ。 そして一度キレると一直線に突き進む。 俺が夕べ、引っ越しバイトを終えて田岡のウチに行ったのは失敗だった。 ウマい飯には有りつけたけど、風呂から上がってベッドでぐったりしている俺を見て、なぜか田岡はスイッチが入ってしまった。 田岡が文句の一つもつけず、マッサージ器と化していたのはこんな理由。 大人な事情がありました。
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!