上司がいろいろスゴかった

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ゆさゆさと課長が動くのに合わせてしっかりしたベッドもいささか程度に軋む。 頭の上で拘束された手がもどかしい。 今すぐにでもこの人を抱きたいのに。 それをできない切なさは、全部目の前の男の体にぶつけた。 奥を突き上げれば肩を震わせるこの人。 かわいい。 キュウキュウと締め付けてくる繋がりに情欲も増した。 「んん……ッは、……は、ぁ」 「っ課長……ロープ、ほどいて下さい」 「も、少し……我慢してろ」 「ムリです、触りたい!」 限界とばかりに叫べば、熱っぽくもキョトンとした顔が返ってくる。 しばらく何かを考え込むとどこか困ったような目をして、悩ましげに眉を寄せながらも一度腰を止めた。 そして課長が手繰り寄せたのは視界に入ったらしき上掛け。 なんのつもりか、ズボッと俺の口に突っ込んできた。 「んぐッ?!」 「お前は……そうしてりゃいい。逆らえない上司にムリヤリ部屋連れ込まれて、拘束されながら男に突っ込まさせられた。……それだけだろ」 「んんっ!」 「ノン気のガキが。人に軽々しくユメ見させんな」 言って、課長は再び俺の上で腰を振った。 途端に俺の神経は下半身に集まり、抱きたいのに抱かせてもらえない繋がっただけの虚しい状態に苦しくなってくる。
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