上司がいろいろスゴかった

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けれども男の体なんて正直なもので、擦られれば昂ぶりは増すし激しい締め付けに吐精感も募る。 それは課長も同じようで、ずっと放ったからかしになっていた性器をこの人は自ら握った。 「んッ、ん……」 「……っ」 俺のモノで中を突き上げさせながら、自分の性器も上下に扱いて射精を促す。 男の動作でしかないそれは俺を眩惑させた。 親指の腹で亀頭をグリグリと撫で回している光景を目にし、この喉が何度目かも分からずゴクリと鳴った。 くぷっと溢れる先走りも、ビクビクと震える男性器も、どれをどう見たってこの人の姿は正に悩殺モノ。 口に突っ込まれたシーツをどうにかこうにか舌を動かして吐きだし、快感に浸る課長へと本心を訴えた。 「ッぁ、かちょ、……ヤバイ……エロすぎ」 「っる、せ……」 「イキそう……っ」 「ん……俺も……」 課長はまた少しだけ腰を浮かせ、ギチギチに合わさっているのにも構わず再びストンと根本まで埋めた。 ズクッと先端が奥を貫くその瞬間を待ち構え、狙いを定めて俺も下から腰を突き上げた。 「っひ、ぁあッ……!」 耳に届く、この人の甘い叫び声。 同時に課長は喉を仰け反らせ、包み込んでいる手では受け止めきらない白い飛沫が俺達の間で散った。 切なくキュウゥッと強く締め付けられて俺もイく。 体をビクビク痙攣させるこの人の中で、留まることなく溢れ出てくる精液がゴムの中にじんわりと広がった。 「ん……」 「かちょう……」 「はぁ、は……」 「スゲ……俺……どうしよ、萎えねえ……」 「待て……一旦、抜く」 とろっとろに溶けた顔でそんな事を言われても逆効果だ。 服やら腹やら飛び散っている白い液体は視覚的に抜群の煽り効果。 未だ完全勃起な俺のイチモツは更に元気に育った。 「て、め……」 「すっ、みませ……いやでも課長、あの声はヤバい……」 「…………」 「ごめんなさい」 凄く睨まれた。 だけど赤い目元に滲む生理的な涙は俺の心臓を高鳴らせるだけ。
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