上司がいろいろスゴかった

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苦しみつつも俺を中から引き抜いた課長はとにかく艶めかしい。 手の使えない俺の代わりにちゃっちゃとゴムを外していった。 しかしやはり、俺のブツは萎えない。 ソコをじっと見つめられるから恥ずかしさに耐え切れなくて、無意味と知りつつ苦し紛れにもじもじと両足を閉じた。 「……いくら若いっつってもどれだけ元気なんだお前」 「普段は……こんな事ないんですけど……すみません」 「…………」 「…………」 スッと課長が身を乗り出し、俺の腹の辺りに跨った。 淡い期待と、すぐ近くに来た最高級の誘惑映像実写体。 シャツの隙間から覗く胸元の小さな赤い突起に目を奪われた。 衝動的にしゃぶり付きたくなる欲求を抑えながら、思わずよだれが垂れるのを直前で堪える。 俺の頭の上に両腕を伸ばしてきた課長。 下から見る俺にとっては、美味しそうなご馳走でしかない。 「……悪かったな」 「えっ?」 「ほら。取ったぞ」 そんな煩悩に爛れた事を考えているうちに課長の目的は終わっている。 俺の腕を拘束から解き、良く分からない謝罪を述べて早々に体をどかした。 そのままベッドを下りようとする課長は俺のこれをどうにかしてくれる雰囲気ではなさそうだ。 それは困るから慌てて身を起こし、ベッドの淵に腰掛けたこの人の腕をパシッと後ろから掴んだ。 「課長、あの……」 「お前、もうやめとけ。悪かった。俺の誤算だ。ここまでお前がノッてくるとは思わなかった。後々トラウマになるから悪い夢でも見たんだと思って黙って帰れ」 「……この状態で放り出されるんですか」 「トイレなら貸してやる。済ませたら帰れ。お前が後悔する」 「最初にやり始めたのは課長じゃないですかっ!!」 「だから……悪かった」 開き直られるよりもタチが悪い。 平謝りに徹され、俺は俺で張った下半身を持て余している。
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