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「……物好き。女抱く要領で構えてるとガッカリするぞ。それからあんまり近づくな。男ってのは基本的に柔らかい方が好きだろ」
「課長、細いけど意外と体しっかりしてますよね。もしかしてジムとか行ってます?」
「週三で。あとは夜、たまに軽く走ってる」
「へえ」
「ふっつーに男の体だ」
「無駄なく引き締まっててスゲエ綺麗ですよ。肌すべすべだし。シャツ脱いでって言ったら怒りますか?」
「…………お前の順応力が俺は怖い」
ボソッと零された課長の言葉を受け流しながら、俺はその体を横へと倒して自分の下に組み敷いた。
終始上半身を隠していたシャツを脱がせて、瑞々しい肌へと唇を落とす。
胸に手で触れ首筋を舐め上げれば、息を詰めた課長が俺の頭をそっと撫でた。
「……ムリそうならヤメとけ」
「コレでもそう言えます?」
グイッと、熱の抜けない下半身を課長の内太腿に押し付けた。
下からは憂い気な溜息が零れる。
「……若え」
「エロさ半端ないあなたに言われたくありません」
言うようになったもんだと揶揄され、課長の手はそっと俺を引き寄せた。
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