伊豆の中居さん 湯河原慕情

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 私 いほうじんの 大学生時代の話です。 今を遡ること 三十年程前、大学二年生の夏休みの時でした。 昔からの友人S氏(昔からの男友達)と 一緒に伊豆まで 二泊三日の旅行に出たのだが その頃 我々の頭の中は お。ん。なぁ。。。。。 そうですね 所謂 恋のアヴァンチュール(笑) なんぞ 求めた 若い学生さんだったのだ。 二人とも彼女いない歴=生存年数だったので(笑) なにげに 夏休み=海=出逢い なんて期待しては 海へ電車で向かいました(笑) 当時は二人とも 免許もなかったし 車なんて 持ってのほか(笑) 実際は まるで行けてないぼーいずだったんだなあ ところが プライドだけは 高くてさ なんだかなあ っで 初日 特に 何があるわけでもなく ただ目的地である 湯河原の友人の父の某保養所へ一泊するために そこへ 向かったんだなあ 蝉が シャー シャー ジー ジー 鳴く中 日の当たる暑い坂道を 汗をカキカキ 二人は上り やっと着いた その保養所 部屋へ通されて 私は  ズキュン って来ちゃいました えっ 何に? ですよね その部屋へ やって来た 若々しい 中居さんに スポーツ系の健康的な美女に 私は一目惚れしたわけで いやはや そこからは 今から考えると まさに熱病に罹患したようで あとから 聞いたら友人 ひきまくっていたとか そりゃ そうだなあ いきなり バイトかなんかで 働いてる スポーツ系の少女に 一目惚れしたにしても なんせ 女性に対する 免疫なんて ほとんどなくて 何を話しかけたら良いのやら? とにかく 私は 熱病にかかったように 友人を困らせてたわけだ。 何を話しても彼女のことばかり と言って 二人とも まだ 女性とお付き合いなんてしたことないし 時間ばかり過ぎて行きます 温泉に行くのに わざわざ 彼女を探しては場所を 聞き出したり  食事時には たいして飲めやしないのに ビールを持って来てもらうため  内線電話を しては  がーん 違う中居さん やって来ちゃうし(笑)(笑) なんて なんだか 恥ずかしいエピソードを繰り返しては ラストチャンス 部屋に 彼女が 布団を敷きにやって来ました。
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