伊豆の中居さん 湯河原慕情

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まさに 千載一遇 いやいや ほんとにラストチャンスとばかりに 「あのぉ 写真撮らせていただけませんか?」 と すると 彼女 屈託ない笑顔で「いいですよ」と 言っては 私から カメラを受け取ろうとしてて。。。。。 あちゃ ちゃうちゃう 「ではなくて貴女の写真を撮らせてもらいたいんです」と おそらく 自分ではわからなかったが 真っ赤になりながら 言いましたね 一瞬。怪訝な顔をした彼女も 事情を飲み込めたようで 「いいですよ」と 笑顔でポートレート 一枚 撮らせてもらって もう一枚 友人と3ショットで 一緒に撮らせてもらいました。 はあ 有頂天 つうか 女性の写真なんてはじめて 撮らせてもらったし ましてや 一緒に撮らせてもらうなんて 当時の私にしては 驚天動地の出来事でしたね ほんの 一年後だったら(笑) おそらく 「この写真出来たら送るから 住所教えてくれる~?」なんて ナンパな手口を 使っていたのだろうが(笑) えっ (これはノンフィクション 故に一年後にはそれやってました。恥ずい) しかし 当時は奥手 うぶな私にはこれが精一杯でしたね さて翌日 彼女は 我々がチェックアウトするまで 来ていませんでしたね この時点で 私は 最大の失策を 演じていたのだが つまり 憧れたにも関わらず 名前さえ 聞き出さなかったことがなぁ なんで 聞かなかったのか 後悔いたしましたね。 さて 翌日 私たち さえないぼーいずは 次の目的地 熱海へ 向かうことになり 東海道本線にのって 湯河原から 熱海へ向かうのに  私はなんだか 彼女に 二度と会えないと言う寂しさで 心が 凍てついてましたね。 友人には 悪いが。。。。。 しかし うじうじしてても しょうがないと 熱海へ来てから 新たな保養所にてチェックインするには 時間が  たっぷりあったので 二人とも お。ん。なぁ気分はあったのだが(笑)(ちなみに私は かなり落ち込んでいたが) さて 昼時 に 熱海の海岸(貫一お宮の松のある近く)で 海を見つつ ぼーっとしていて ふと 気がつくと その海岸の我々の目の端に 女子 二人連れが 座ってるんですよ 私たちには そう言う場合 どう声かけたら良いのか わからず お互いに もじもじ どうするどうする?って(笑)
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