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「制限時間は無し! 勝敗が決まるまではしっかりやってもらうよ? そして気になる賭けポイントは……」
ハカセの言葉と共に、空中に数字が躍る。
示されたポイント数は……3000だった。
「今回賭けるポイントは3000だ! みんな、手持ちポイントは大丈夫かな? あはははっ!」
愉快そうに笑うハカセ。
3000だと、私達の持っているポイント全部。
つまり、この戦いに負けたら私達は地獄行きということだ。
「か、かぐや! やべえぞ! 負けたら地獄行きだよ!」
「大丈夫だよ! 勝てばいいんだし」
「ひいいぃぃっ! お、俺達もだ!」
「僕達も地獄行きですが……まあ平気でしょう。こちらには睡眠欲がいるからねぇ」
「その呼び方、やめてくださいにゃ」
「お師匠様! 私達は大丈夫みたいですよ!」
「ああ、だが全力を尽くすことには変わりはない」
参加者たちの言葉が、次々と聞こえてくる。
どうやら、あの侍風の人達以外は全員負けたら地獄行きのようだ。
これは絶対に負けるわけにはいかないわ……!
「さあ、それでは始めようか。地獄行きを賭けた変則けいどろゲームをね」
ハカセが微笑むと、私達の身体が光に包まれる。
「君達をこれから陣地へと転送する。そこで、メンバー割振りなどを確認しておいてくれ。五分後にボクが合図をしたらゲーム開始だ。では、アディオス!」
次の瞬間、私達の身体が消失する。
ああ、ついに始まるのね。
今までで一番大規模な戦い。
大勢の命が懸かった、悪魔のゲームが……!
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