偽りの絆

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「おう!シオンじゃないか! 最近見かけないなって心配してたぞ」 …嘘つけ。お前は俺を人として扱った事なんてあるかよ。 「1週間後の夜、相手してくれよ」 「実はもうそっちの商売してないんだ」 こいつは金払いが良いけど出来れば止めておきたい。 「そうか…それは残念だ… なら最後にしよう。うんとハズむぞ? もうひとりつけてくれたら更にハズむからさ、最後は特別に3人でってどうだ?」 …3人? まぁ、パブで誰かしら見つけたらいい。 そんな奴いるだろ 「わかった、それが最後だ。」 もうこれで足を洗おう。 ここ5日間、ベッドで眠る気持ち良さや食事やら今までと違いすぎてあの屋敷に居座りたくなってる。 この商売はもう止めないと。 まともに稼ぐってことを知りたい。
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